スポーツ 男子新体操全国オンライン選手権 2022,12,09

2022オンライン競技会 選手紹介(オンライン_Part2)

 

今回のオンライン競技会には、3件のVTRによる参加者も集まった。それぞれの思いをこめたVTRは必見だ。

○田中涼介『復活』応援プロジェクト
今年5月に行われた東日本インカレでは、個人総合2位。ジュニア~高校時代から有望視され、高校時代所属した青森山田高校の荒川栄監督(当時)に、「史上最高の男子新体操選手」と言わしめた田中涼介選手(青森大学)。福島県の華舞翔新体操倶楽部で新体操を始め、兄も弟も新体操選手という新体操一家で育ってきた田中選手だが、高校から新体操王国・青森へ。青森山田高校3年のときはキャプテンを務め、インターハイ優勝を目指していたが、コロナ禍によりインターハイが中止となってしまった。第1回のオンライン選手権で優勝した青森山田高校団体のキャプテンだったのがこの田中涼介選手だったのだ。
オンライン選手権時の田中選手の前向きな姿勢、言葉、ダイナミックな演技は、非常に印象的だった。青森大学進学後も、着々と力をつけ、ついに東日本2位まできた今年は、いよいよ「田中涼介の年」になるかも? とおおいに期待されていたが、その矢先、練習中の事故で大きな怪我を負ってしまう。
手術を経て、現在はリハビリ中だが、復活への道のりは険しい。その彼を、出身クラブである華舞翔を中心に立ち上がった「田中涼介『復活』応援プロジェクト」で、多くの仲間たちが支援を行っている。兄であり、元男子新体操選手の田中啓介さん(国士舘大学OB)が弟への思いを込めたメッセージを届ける。

○坂出工業高校・川東拓斗監督
2019年全日本チャンピオンの川東拓斗さんは、今年から、母校である坂出工業高校の男子新体操部監督を務めている。教職と指導と多忙な中でも、昨年、今年と2年連続で社会人大会にも出場し、全日本選手権にも駒を進めるなど、現役時代からこだわってきた「体操の美しさ」を体現し続けている社会人選手だ。現在は「後進の指導がメイン」と言う川東さんのだが、社会人になってからの演技には、「これからの男子新体操に伝えたいもの」が詰まっている。男子新体操が大好き! な彼の思いのこもったVTRに注目だ。

○シルク・ドゥ・ソレイユ井藤亘プロデュース「a piece」
2020年のオンライン選手権時にも3人の元男子新体操で演じた感動的な映像作品「PEACE」をエキシビションとして披露した井藤亘さんが、今回も登場! 今回は、前回を上回る14人による「新体操の未来」「新体操選手の未来」への希望が感じられる作品VTRで参加する。
この14人の顔ぶれがとにかく凄い! 男子新体操からは、現在は舞台などで活躍している元選手たち、社会人としてずっと男子新体操を引っ張り続けているミスター社会人や魔人、新体操オタク、さらには今回は女子も3名が参加。居住地は日本全国~フロリダと散っているがZOOMなどを使い、それぞれの場所で思いを込めて演じ、一つの作品へと練り上げた。新体操への思い、そしてオンラインの可能性、その両方をおおいに感じさせてくれるスーパーエキシビションになりそうだ。

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